「学生が主体的に学ぶ授業づくり研究会(通称 学び研)」は、
国立富山高等専門学校の教職員を中心に活動する有志の会です。
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北陸から発信する人づくり

♦ 日 程:2013年8月17日(土)、18日(日)

♦ 会 場:富山高等専門学校

♦ テーマ:~故郷(ふるさと)と地球の未来(あす)への漢方薬~

◎基調講演:グルントヴィの思想をベースに発展したデンマークのPBLから学ぶ
◎課題別分科会
  ・DE/ESDへのPBLの可能性
  ・「本物」を扱う子ども主体の授業づくり
  ・開発教育の今後
◎フィールドスタディ
  ・エネルギーの地産地消と、地域再生への挑戦
  ・呉羽給料の里山を活用した人づくり、ふるさとづくり
◎ワークショップ体験会、ファシリテーターのコツ講座
◎全国から研究・実践報告(参加体験型)

 第30回の記録写真より

富山といえば薬。その昔、富山の売薬さんは漢方薬を全国の家庭に届けると共に、地域をつなぐ役割も担っていました。「漢方薬」は、和薬や漢薬など複数の生薬から構成された薬で、人が本来もっている力を引き出しながら、じわじわと効く薬です。

富山は住みやすさ日本一、福井は幸福度日本一、そして石川は農業遺産など豊かな自然と歴史ある文化が誇りです。そんな北陸の地で、未来を拓く人づくりに効く‘漢方薬’をつくり、それぞれのフィールドに処方しましょう。

♦ 内容:

=== 1日目 8月17日(土) ===
9:30~ 受付開始
10:00-10:15 開会式・オリエンテーション
10:15-11:45 基調講演 「デンマークの教育とPBL(Problem-Based Learning)」
講師:Anette Kolmos(オルボー大学)さん
デンマークのPBL ( Problem-Based Learning = 現実問題に基づいた学習 )に学びます。
PBLは、1960年代にカナダで生まれた学習方法です。
デンマークのPBLは、デンマークの精神的な父とも呼ばれるグルントヴィ(民衆-農民ら被抑圧者が 主体的・積極的に発言できるような社会をめざし、「民衆の大学」フォルケホイスコーレを提唱したデンマークの思想家)の影響を受けて、多様性、参加、公正、選択の自由、主体性を重視して発展しました。投票率80%という高い民意により環境と福祉の国として発展することを選んだデンマーク社会の根幹に、グルントヴィの哲学とそれを実践するPBLという教育手法があると言っても過言ではありません。今後の開発教育を考える示唆に富んだものになると考えます。
11:45-13:00 昼食・休憩
※周辺に飲食店や売店がありません。昼食はあらかじめご用意ください。
希望者には幕の内弁当(600円)を用意します。ご希望の方は申込書にチェックしてください。
13:00-14:45 ワークショップ体験
A. 開発教育入門講座(DEAR入門講座タスクチーム)
B. 世界がもし100人の村だったら(竹内美幾・根石修/いーち)
C. 地球の食卓(山本康夫/FGねっと)
D. エネルギー・ワークショップ(八木亜紀子/DEAR)
E. ファシリテーションのコツ講座(定村誠/TIE)
15:10-18:10 実践・研究報告(40分×2ラウンド)/自主ラウンドテーブル(80分×2ラウンド)
18:30-20:30 交流会(参加費別途・自由参加)
 
=== 2日目 8月18日(日) === 
9:30~ 受付開始
10:00-15:00
課題別分科会
フィールドスタディ
第1分科会 DE/ESDへのPBLの可能性
Anette Kolmos(オルボー大学)、磯田節子(熊本高専)、他
第2分科会 「本物」を扱う子ども主体の授業づくり
松本謙一(富山大学)、本山明(中学校教員/DEAR)、他
第3分科会 開発教育の今後
今井和愛(いーち)、定村誠(TIE)、山本康夫(FGねっと )、他
フィールドスタディ1 持続可能な暮らし・農・エネルギー~地産地消と地域再生への挑戦~
駒宮博男(NPO法人地域再生機構)、橋本順子(土遊野)、他
フィールドスタディ2 呉羽丘陵の里山を活用した人づくり、ふるさとづくり
山本茂行(富山市ファミリーパーク)、九里徳泰(金沢大学)、他
分科会参加者の昼食について
※周辺に飲食店や売店がありません。昼食はあらかじめご用意ください。
希望者には幕の内弁当(600円)を用意します。ご希望の方は申込書にチェックしてください。
15:00-16:00 全体会・閉会式

 

♦ 参考資料

ESDグッドプラクティスへの応募書類等